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2019.03.15 19:40
みなさま、こんにちは!快適で居心地の良い住まいづくりを、リフォームという形でサポートしているMidoriです。本社のある大阪府八尾市を拠点として、大阪・東大阪を中心にみなさまのお住まいに関する情報をお届けしています。
キッチンまわりはリフォームでも人気が高い場所です。特に、オシャレでこだわりのある演出ができる、あるいはリビングやダイニングと空間的に繋がっているといった特徴があるオープンキッチンは憧れの的ですよね。でも、どんなキッチンでもオープンキッチンにリフォームするのは可能なのでしょうか? 今回は、オープンキッチンへのリフォームについて、その特徴とリフォームにあたって確認しておくことなどについて、詳しくご案内します。
オープンキッチンとは、キッチンと他の生活空間(例えばリビングやダイニング)との間に壁や仕切りがなく、一体化したデザインのキッチンのことを指します。この設計により、料理をしながらでも家族やゲストとコミュニケーションが取りやすくなり、開放感のある空間を作り出すことができます。また、インテリア全体の一体感が高まり、部屋が広く感じられる利点もあります。
システムキッチンは、コンロとシンク、調理台の3つの要素で構成されています。システムキッチンのメーカーによって多少の違いはありますが、コンロとシンクと調理台のレイアウトによって、次の5つのタイプが上げられます。
5つのタイプの対面キッチンに関する説明はこちら
・I型システムキッチン:コンロ、調理台、シンクが一列になっているタイプです。
・L型システムキッチン:コンロとシンクがL字型に配置され、どちらかが壁際に面しています。
・セパレート型キッチン:コンロとシンクを分離して配置します。I型とL字型の折衷タイプです。
・アイランド型システムキッチン:シンクとコンロを独立したスペースに配置しています。
・ペニンシュラ型システムキッチン:キッチンの片側を壁に接するように配置されたものです。対面型とも呼ばれています。
また、キッチンのエリアとリビングやダイニングなどの他のエリアがどのように配置されているかによって、クローズドキッチン、セミオープンキッチン、オープンキッチンの3つに分けられます。
「クローズドキッチン」は、キッチンが壁や間仕切りによって他の部屋から完全に独立して見えません。「セミクローズドキッチン」は、キッチンの一部が外から隠れて見えなくなっています。そして「オープンキッチン」は、キッチンがリビングやダイニングと空間的に繋がっていて、開放されているタイプになります。
先に上げた5つのレイアウトのうち、ペニンシュラ型とアイランド型はオープンキッチン向きのレイアウトです。L型システムキッチンやセパレート型キッチンの場合、吊り戸棚や腰壁を用いることが多く、セミクローズドとなります。また、I型システムキッチンを壁ではなくキッチンエリアの中心に配置し、本来壁に接する部分にカウンターテーブルを設置すると、アイランド型のオープンキッチンにすることが可能です。
リビングやダイニングと繋がったオープンキッチンのメリットは、なんと言ってもその開放感ですが、「区切られていない」ことは実はデメリットにもなります。今度は、オープンキッチンのメリットとデメリットについて、ご説明しましょう。
・オープンキッチンのメリット
オープンキッチン最大のメリットは、下記3つとなります。
・開放感がある
・コミュニケーションが取りやすい
・配膳がしやすい
オープンキッチンは、他のエリアからキッチンを切り離す壁や仕切りが取り払われています。閉鎖的だったキッチンがリビングやダイニングと一体化し、開放感が生まれます。また、キッチンの壁が取り払われたことで、出来たての料理を素早くテーブルに並べることができ、配膳や片付けが楽になります。家族の様子を見ながら家事が出来る点も大きなメリットと言えます。「開放感」と「機動性」が向上し、家族の「一体感」が一層深まる、それが、オープンキッチンのメリットでしょう。
・オープンキッチンのデメリット
オープンキッチンのデメリットは、主に下記2つです。
・水・油はねや臭い・煙が広がりやすい
・収納が少ない
オープンキッチンの開放性はデメリットにもなります。キッチンは料理をするところなので、いろいろな匂いが発生しやすい場所です。また、火や水を使いますので、その熱や音がリビングやダイニングにも伝わりやすくなってしまいます。さらには、料理をしたり、片付けをしたりしている様子も見えてしまうことになるのです。また、よく指摘されることとして、オープンキッチンは収納場所が確保しにくいという点もデメリットです。
子供がいる家庭にとって、オープンキッチンは子どもの様子を常に見ることが出来る反面、子ども達にとって危険な火や刃物をしっかり管理することが必要になります。また、来客が多い場合にも、おもてなしがしやすいというメリットと、お客からもキッチンが丸見えであるというデメリットがあります。オープンキッチンに変更することによって生じる影響を、あらかじめよくシミュレーションして置くことが大切です。
オープンキッチンのメリットとデメリットを踏まえた上で、オープンキッチンにリフォームするために確認すべきポイントをまとめてみましょう。
・煙や臭いへの対策をしっかり確認しておく
オープンキッチンの場合、従来は壁際に配置しがちなコンロを壁から離して設置することになります。煙や臭いの対策のためには、換気扇(レンジフード)もコンロの場所に合わせて設置しなければなりません。加えて、シンクの位置に合わせて水回りの配管を行うことになります。不完全燃焼などを起こさない、安全対策の点からも、レンジフード及び給排気の確認が不可欠です。
・LDKにおけるキッチンエリアの範囲と動線を確保する
LDKでオープンキッチンを設置する場合、どの程度の広さをキッチンとして使うかということを確認しておく必要があります。オープンキッチンに変更するにあたって、コンロやシンク、調理台のキッチンユニットの大きさと、動線を確保しておくことが重要なポイントです。LDK全体のスペースに対してキッチンユニットが大きすぎると、リビング/ダイニングに対してキッチンが広すぎると言うことになります。また、動線が十分に確保されていないと、せっかくのオープンキッチンの長所である「動きやすさ」が阻害されかねません。
・収納スペースの確保
開放的なキッチンは、常に清潔を保たなくてはなりません。オープンキッチンでは、生ゴミや汚れた食器の放置は御法度です。つまり、洗い物がしやすく、食器やキッチングッズは基本的に放置せず、収納しておくことが大切になります。このため、オープンキッチンのリフォームをする際には、収納スペースをどう確保するかがポイントとなります。シンクやカウンターテーブルの下を活用する、壁際や床下に収納スペースを設置するなど、いろいろと試行錯誤してみることをおすすめします。なお、収納スペースを増やすのに吊り棚の設置という方法もありますが、煙や臭いが滞留する可能性が生じますので、できれば避けた方がいいでしょう。
家族とコミュニケーションを図りながら料理ができるなどのメリットがあるオープンキッチンへのリフォームは、楽しい未来を予感させてくれます。しかし、設置するスペースの状態を十分確認しなければ、使い勝手の悪いキッチンになってしまう可能性もあるのです。オープンキッチンのリフォームを検討する場合には、設置するキッチンのタイプ、給排気や水道の配管の確認、動線と収納スペースの確保をしっかりチェックしておくことが大切です。
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