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株式会社Midoriへ!創業50年、年間1,000件以上の施工実績
2023.01.25 10:05
こんにちは。ミドリーナです。
冬場の浴室は寒くて、辛いと感じることはないでしょうか。
エアコンの効いた部屋から浴室に入ると、温度差に驚くことがあります。寒さに震えるのはもちろん、人によってはヒートショックが起こることもあるので注意が必要です。
ヒートショックの原因は、寒暖差による血圧の乱れです。ひとりで入浴する方は特に、脳梗塞や心筋梗塞による発見の遅れが懸念されます。
家族の誰もが快適に、安心して使える浴室にするためにはリフォームがおすすめです。
断熱性能の高い浴室リフォームのポイントや注意点を解説するので、ぜひ参考にしてください。
築年数が古い一戸建て住宅の場合、本来ユニットバスを囲むべき断熱材に問題が生じていることがあります。
たとえば工事を担当した業者がもともと断熱材を入れていなかったり、入れても年月と共に外れていたりなど、断熱材の配置が不十分なために浴室が寒くなるケースは珍しくありません。
もっとも良いリフォームとしては、浴室の外周の断熱工事をしっかりおこなうことです。ユニットバスを交換するときに同時に施工する方が多いので、浴室リフォームを検討している方は業者に相談してみましょう。
しっかりと断熱されていると、ヒートショックのリスク回避はもちろん、暖房費の節約にもなります。なにより、裸で浴室に入っても寒さを感じないというのは快適ですね。
浴室リフォームでの断熱方法は、大きく分けて5つあります。
「断熱材」はもちろん「素材」まで意識できれば、誰もが快適に使える浴室になるでしょう。
家の基礎部分の断熱は、浴室全体の温度に直結します。「断熱気密層(連続した空気の層)」をつくって、外気の影響を受けにくくしましょう。
断熱気密層をつくる方法は2つあります。
・気流止め:壁と浴槽のすき間を塞ぐ方法です。それぞれの断熱層を連続させることで、外気の流入を防ぎます。
・空間をつなぐ通気パッキンを埋める:浴室と洗面所の基礎部分に断熱材を入れて、空間同士の温度を近づけることで断熱効果をもたらします。通気パッキンをしっかり埋めて、外気の流入を防ぎましょう。
浴室暖房乾燥機はとても便利で、浴室内をあたためる暖房機能はもちろん、洗濯物干しに便利な乾燥機能までついています。
入浴前に暖房で浴室をあたためておけば、ヒートショックのリスクを大きく防げるでしょう。
ただ、もともと底冷えする浴室だと、暖房のみであたためるのは少々非効率的です。光熱費がかさむ恐れがあるので、他の断熱対策と併用することをおすすめします。
近年、床や壁面の素材もさまざまなものが流通しています。
断熱性の高い素材を取り入れれば、それだけ浴室が快適になるでしょう。
たとえば、
・暖房機能のある床にする
・クッション層(発泡ウレタンなど)のある床にする
・断熱パネルが使用された壁面素材にする
などが代表的です。
特にクッション性のある床材は、小さなお子さんや高齢者がいるご家庭に人気です。
「ユニットバスが新しいため取り換えるのはちょっと…」というご家庭におすすめの断熱方法です。
いくら断熱材を設置しても、窓からの冷気はどうしても入ってくるものです。
断熱効率を上げるためには、窓も意識したほうが良いでしょう。
たとえば、
・内窓の設置
・二重窓に交換
・複層ガラスに交換
・樹脂製サッシに交換
などが代表的です。
費用的にも工期的にもおすすめなのは、カバー工法による断熱です。
既存の窓に新しい窓をかぶせれば空気の層ができるので、手軽に断熱できるでしょう。廃材も出ないのでコストパフォーマンス面でも優秀です。
「基礎断熱がしっかり施されているのである程度の断熱性はあるが、さらに断熱性を上げたい」というご家庭におすすめの断熱方法です。
しっかりと気密されているのであれば、基礎部分も窓の工事も必要ないですが、断熱性の高いユニットバスに交換することで、浴室暖房を使わなくても快適な温度がキープできる効果が見込めます。
少々値は張りますが、断熱性の高い浴槽は数多く市販されていますので、床や壁面の断熱と合わせれば、お湯が冷めにくくなり光熱費の節約にもなるでしょう。
中には、湯船を張ってから数時間経過してもほとんど湯温が下がらない製品もあります。家族が快適に入浴できるのはもちろん、環境にもやさしいですね。
浴室リフォームには、ある程度まとまった費用が必要です。
以下に、リフォーム事例ごとの費用目安を紹介します。
浴槽はもちろん、床、壁、天井などほとんどの部分を断熱材で覆った事例です。
築年数が長く、タイル貼りで底冷えする浴室でした。
そこで断熱材による全面リフォームをおこなったところ、冬でも室内との温度差が少ない、快適な浴室に生まれ変わりました。
築30年の一戸建てに、後付けで浴室暖房乾燥機を設置した事例です。
ご高齢の両親と同居しているため、冬場のヒートショックが心配とご相談いただきました。
話をよくうかがうと、浴槽が古く黄ばみやすいというお悩みもあるようでした。そこで浴室暖房乾燥機の導入を提案・施工したところ、「断熱にもなるうえ毎日の掃除も楽になった」とお喜びになっていました。
浴槽が窓に面しているため、窓のすき間から吹き込む北風をどうにかしたいとご相談いただきました。
そこで、内窓を設置したうえ、浴槽の位置を壁側に変更しました。
施工後はすき間風がなくなり、思わずうたた寝するほど快適になったそうです。
二世帯住宅の浴室リフォームです。築年数が古く床がタイルなので、冬は霜焼けができるほど冷たいとのことでした。
そこで発泡ウレタンでできたクッション性のある床材に変更しました。「真冬でも気にせず歩けるようになりました。やわらかい床なので幼い子どもが足をすべらせても安心です」とお喜びいただけました。
古い窓の建て付けが悪く、新しい窓と交換したいとのご相談でした。
話をよく伺うと、浴室全体の冷気にもお悩みになっていたため、断熱性の高い窓への交換をご提案しました。
半樹脂サッシ、ペアガラスの窓に交換すると、窓からの冷気をほとんど感じなくなったそうです。「追い炊きの時間が短縮された」と大変ご満足いただけました。
浴室の断熱性が向上すれば、外気温にかかわらず、家族の誰もが快適に使えるようになります。
しかし浴室リフォームをする際には、3つの注意点を意識してください。
浴室リフォームをしている間は、浴室を使用できません。工事自体は終わっても、工事内容によっては「乾くまで〇日間は使用を控えてください」などの制限が設けられていることもあります。
工事のスケジュールはどのようになっているのか、実際に使用できるのはいつなのかを業者に念入りにご確認ください。
親戚が近くにいるなら工事期間中に浴室を借りたり、近くの銭湯を探したりといった代替案も必要ですね。
浴室リフォームについていろいろ検討していると、ハイグレードのものやオプションに目移りすることがあります。
「せっかくなのでジャグジーがついているものがいい」「壁に浴室テレビを設置したい」など、ご家族によって要望はさまざまでしょう。
浴室は一日の疲れを癒す場所でもあるので、できるだけ要望を取り入れたいところですが、機能を充実させればそれだけ費用に直結します。
予算が決まっているなら、その中で何ができるのかをご家族や業者と話し合いながら決めていきましょう。
浴室リフォームをするなら、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
「工事代金一式」としか表記しない業者よりも、内訳を細かく書いてくれる業者のほうがなにかと安心でしょう。
料金設定も業者によって異なりますが、価格だけで選ぶのは危険です。見積書には安価な金額を提示しておいて、工事がすべて終わった後に追加料金を請求する事例もあるからです。
では、どのように業者を選べば良いのかというと「見積書」「サービスの質」の2点を確認・比較することです。
先述のとおり、見積書は業者ごとに特性があらわれるものです。内訳を細かく書き、さらに追加料金が発生する可能性についても教えてくれる業者なら信頼できそうですね。
またサービスの質についても見逃せません。たとえば浴室リフォームをしても、工事箇所に不具合が発生する可能性はゼロではないでしょう。しかし業者によっては“施工したら終了”とばかりにアフターサポートに対応しないところもあります。「工事完了後〇か月間(〇年間)保証」「24時間相談受付」など、アフターサポートが充実している業者なら、工事が終わっても末永く良い関係が築けそうですね。
いずれにしても、複数のリフォーム会社に相談して、それぞれの対応を比べることが大切です。信頼できる業者を見極めて、納得のいくリフォームをしてください。
断熱性能の高い浴室リフォームは、「基礎部分を断熱する」「浴室暖房乾燥機を設置する」「床や壁面の素材を意識」「窓を交換する」「断熱性の高い浴槽にする」の5点が代表的です。
しかしどの場合においても、浴室の外周の断熱が不十分だと効果が思うように表れないことがあるのでご注意ください。
浴室は裸で入る場所ですから、冷えは大敵です。ヒートショックによる思わぬ事故を防ぐためにも、浴室リフォームで断熱性を向上させて、四季を問わず快適な温度をキープしましょう。
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