大阪・八尾市・東大阪市での
「全面改装リフォーム・リノベーション・増改築」のご相談なら
株式会社Midoriへ!創業50年、年間1,000件以上の施工実績
2023.06.30 18:25
こんにちは。ミドリーナです。
両親や子ども夫婦との同居など、生活の変化に合わせてリフォームする方は珍しくありません。
特に、一戸建てを二世帯住宅へリフォームすると、空間が広くなって誰もが快適に暮らせるでしょう。
一戸建てを二世帯住宅へリフォームする場合の費用相場や注意点などを解説するので、ぜひ参考にしてください。
二世帯住宅へのリフォームにおいて、費用相場はおよそ2,100万円~5,200万円です。
壁を壊すような大幅な間取り変更や水回りの増設をおこなうと、やはりそれだけ工期も費用もかさむでしょう。
また、建築タイプによっても費用は異なります。
次の見出しで、二世帯住宅の主な3つのタイプと、それぞれの費用相場をさらに詳しく解説します。
二世帯住宅は、主に「完全同居型」「部分共用型」「完全分離型」の3種類です。
それぞれの特徴と費用相場について詳しく見ていきましょう。
完全同居型とは、ひとつの住宅に2つの世帯がまるごと同居する状態のことです。
リビングもトイレも風呂もすべて共用となるので、人数が多いと家を狭く感じるかもしれません。
・メリット:世帯の垣根を超えて皆が助け合えることでしょう。お子さんがいるご家庭では親世帯がお世話をしてくれたり、介護が必要な方がいる場合は全員でサポートできたりします。家の中がにぎやかになるので、いつも和気あいあいと過ごせそうです。
・デメリット:人数が多い分、プライベートスペースをなかなか確保しにくいかもしれません。また、トイレに入りたいときにすでに誰か入っていたり、お風呂に入りたくても「誰かが出てくるまで30分待ち」というようなケースが出てきたりすることもあります。生活空間を共用するので、役割分担なども欠かせませんね。
完全同居型の場合、リフォームの費用相場は2,100万円~3,200万円です。(30~40坪の場合)
住宅の設備や部屋の一部を複数の世帯で共有するのが、部分共有型です。
「リビングは別だけどトイレは共有」「洗面所は別だけどキッチンは共有」というように、家庭によって使い方はさまざまです。
・メリット:部分共用型のメリットは、リフォームの際に費用を抑えられることです。特に水回り系は配管や排水の問題があるため、間取りを変更したり増設したりすると費用が大きくかさんでしまいます。既存の設備を利用して、共用できるようにリフォームすればリーズナブルに済むでしょう。
・デメリット:部分的な共用であっても、二世帯が接触する機会があるのは確かです。そのため、人によってはプライバシーが気になるかもしれませんね。また水回りの使い方でトラブルになるケースも見受けられるので、こだわりのある場所は無理に共用せずに分けることをおすすめします。
部分共用型の場合、リフォームの費用相場は2,800万円~4,000万円です。(40~50坪の場合)
完全分離型は、二世帯住宅ではあるものの、生活空間を一切共用しないのが特徴です。
完全分離型はさらに「左右分離タイプ(壁越しに世帯を分ける)」「上下分離タイプ(2階は親世帯、1階は子世帯など階で世帯を分ける)」に分かれます。
詳しくメリットとデメリットを見ていきましょう。
<左右分離タイプ>
・メリット:左右分離タイプは、両世帯への影響が最小限です。生活サイクルが異なってもストレスを感じにくいので、お互いにプライバシーを守りながら生活できるでしょう。
・デメリット:壁を隔てて2つの世帯がつながるため、広い敷地がないとリフォームを実現しにくいでしょう。スペースがないのに無理に左右分離タイプにしてしまうと、一つひとつの空間が狭くなる恐れがあります。
<上下分離タイプ>
・メリット:上下分離タイプでも、玄関や階段は共用というケースがほとんどです。この場合、それぞれのプライバシーを守りながら、低コストでリフォームできるでしょう。
・デメリット:上下分離タイプでは、生活音や振動に注意が必要です。2階からの音は1階にかなり響くので、生活サイクルが異なる方が居住する場合は配慮が求められます。
完全分離型の場合、リフォームの費用相場は3,900万円~5,200万円です。(55~65坪の場合)
気心知れた家族が近くに住んでいると、なにかと安心ですよね。お互いにプライバシーを守りつつ、必要なときには助け合って、楽しく暮らしていきましょう。
ただ、一戸建てを二世帯住宅にリフォームする際には、いくつかの注意点があります。リフォーム業者とも相談しながら、間違いのないようにすすめてください。
一戸建てを二世帯住宅にリフォームするなら、容積率や建ぺい率に注意しましょう。
・容積率:敷地面積に対する、建物の総床面積のことです。2階建てでも3階建てでも、トータルの床面積は容積率によって制限されています。まずは容積率を確かめて、その範囲内で増築してください。
・建ぺい率:敷地面積に対する、建築床面積のことです。たとえば敷地が50㎡、建ぺい率60%の場合は、建築面積は30㎡までです。
横に広げるリフォーム(左右分離タイプ)ならともかく、上に増築するリフォーム(上下分離型)のように建物の構造に負荷がかかるような工事はご注意ください。
たとえば築年数が古い住宅だと、2階を増設することで負担となり、大地震の際に一気に倒壊……というリスクはゼロとは言えません。
リフォーム会社と相談しながら、必要に応じて耐震対策や基礎の増強工事などをおこなうと良いでしょう。
一戸建てを二世帯住宅にリフォームするには、ある程度のまとまった費用が欠かせません。
リーズナブルにリフォームするためのポイントを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
たとえば壁紙を例にすると、スタンダードなタイプもあれば、消臭効果のあるもの、抗菌作用のあるものなど種類はいくつもあります。
高機能なものほど価格に反映されるため、コストを意識するなら低めのグレードを選びましょう。
部屋の数が多いほど、費用がかさみます。
「二世帯住宅にしたいけれど工事費用をできるだけ抑えたい」という場合は、収納スペースを共有にするのもおすすめです。
トイレの共有やリビングの共有などと異なり、収納スペースでの接触程度ならプライバシーを気にするほどではないでしょう。
お互いの在庫も把握できるので、「〇〇がなくなってしまったから貸して」など気軽に貸し借りできるのも大きな魅力です。
収納スペース以外にも、共有部分を増やすほどコストを削減できます。
それぞれの世帯全員の意見を聞いて、「共有しても良い場所」「共有は避けたい場所」を洗い出しましょう。
その際、生活サイクルも考慮するとベストです。
たとえば「朝に通勤・通学」は一般的なサイクルですが、全員が朝型だと、トイレや洗面台に列ができるかもしれません……。
コスト面はもちろんですが、皆がストレスなく生活できるかどうかも大事なポイントでしょう。
トイレや浴室などはプライベートスペースでもあるので、「できれば共有したくない」と考える方もいるでしょう。しかし増設するとかなりコストがかさむので、悩ましいところですよね。
そのようなときは、水回りの設備を近づけて増設する方法もあります。
それぞれの設備をきちんと確保するので、朝に列ができたりプライバシーが気になったりすることはないでしょう。距離を近づけて増設するとそれだけ配管が短く済むので、コストダウンしながらもお互いの空間をつくれますよ。
こだわりの詰まった家は魅力的ですが、それだけ価格に反映されてしまいます。
シンプルを意識すれば、一般的な工事費用で抑えられるでしょう。
最後に、一戸建てを二世帯住宅へリフォームした事例を3つ紹介します。
どの箇所をリフォームしたのか、費用はいくらだったのかなど、きっと参考になるでしょう。
築11年のご家庭の事例です。
部分共有型として、「キッチンの増設」「洋室2部屋を1つにつなげる」の2つのリフォームをおこないました。
築年数がそこまで古くなかったため、リーズナブルに施工できました。
築20年のご家庭の事例です。
もともと2階建ての住宅だったのですが、子世帯との同居に向けて2階をリフォームするとのことでした。
上下分離タイプで、「洗面所」「浴室」「キッチン」「トイレ」「リビング」など生活に必要な設備をすべて2階に増設しました。
また1階から2階への吹き抜けもつくったため、適度な距離感を保ちながらも、開放感のある空間を演出しています。
築35年のご家庭の事例です。
もともと3階建ての住宅だったのですが、ご両親との同居に向けてすべての階をリフォームするとのことでした。
完全分離型で、1階は駐車場、2階は親世帯、3階は子世帯にリフォームしました。駐車場だけは共用ですが、玄関を新設したので居住空間は完全に別です。
一戸建てを二世帯住宅にリフォームすると、世帯同士の快適な同居が実現します。
コストを考えるなら共有部分を増やしたほうが良いですが、ご家族の意見も聞きながら、お互いが気持ちよく暮らせるような家をつくりましょう。笑い合いながら、そして時には助け合いながら、二世帯住宅での新しい生活を満喫してください。
株式会社Midoriは、一戸建てを二世帯住宅にするリフォームに多くの実績があります。豊富な経験と知識で工事内容のご提案もできるので、お困り事がございましたらお気軽にご相談ください。
Copyright © 大阪 八尾市・東大阪市のリフォーム・株式会社Midori(ミドリ) All Rights Reserved.
TEL Show