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実家リフォームの費用相場は?贈与税や補助金制度を解説

2023.08.10 16:20

実家リフォームの費用相場

こんにちは。ミドリーナです。

両親の高齢化や家族構成の変化に伴う同居など、長年住み続けた実家をリフォームしたいと考える方は少なくありません。一方で、実家をリフォームする際には、費用負担によって贈与税なども発生するため、事前に税制度を理解しておく必要があります。

そこで本記事では、実家をリフォームする際の工事費用の一例を紹介すると共に、補助金制度や贈与税に関する注意点を解説します。これから実家のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

実家リフォームの費用相場はどれくらい?

実家リフォームの費用相場は、実施する工事内容によって増減します。そのため、まずはどういった工事を想定しているのかを見極めつつ、一般的な費用相場を把握しておきましょう。

ここからは、実家リフォームの費用相場を工事種別ごとに紹介します。

実家リフォーム工事①段差解消

年数の古い住宅では、部屋の敷居に段差が設けられているケースが多い傾向にあります。ご高齢の互角族と同居する場合、少しの段差でも躓き・転倒の原因になるため、段差を解消するバリアフリー化の工事が必要と言えるでしょう。

なお、段差解消のリフォームは、部位や数量によっても増減します。そのため、1カ所あたりのおおよその予算配分を確認した上で、詳細の金額は見積もりを取得して確認しましょう。

段差解消リフォーム:2~15万円/箇所
スロープの設置:2~10万円/箇所

実家リフォーム工事②耐震化・省エネ化

地震大国の日本において、住宅の耐震化は必須の工事と言えます。特に、旧耐震基準で建てられた戸建ては大地震で倒壊の恐れもあるので、早々に耐震診断及び耐震化リフォームが必要になるでしょう。

また、古い住宅は断熱材が施工されていないケースも多く、エアコンなどの稼働効率にロスが生じています。そのため、断熱性能が向上する省エネリフォームの実施も、実家リフォームにおいて必要な工事と言えるでしょう。

耐震化リフォーム:25~200万円
省エネ化リフォーム:20~300万円

実家リフォーム工事③水回り

リフォームの中でも特に人気の高い工事と言えば、トイレや浴槽、洗面にキッチンといった水回り関連のリフォームです。水回りのリフォームはおおよそ10年から20年スパンでリフォームするのが適切なので、ライフスタイルに合わせてリフォームを実施しましょう。

なお、昨今の水回り設備というのは、節電や節水性の高い商品も非常に多いです。そのため、利用頻度や使い方に応じて、適切な設備を選択することが重要です。

キッチンリフォーム:50〜150万円
浴室リフォーム:50〜150万円
トイレリフォーム:15〜50万円
洗面台リフォーム:10〜50万円

実家リフォーム工事④二世帯住宅

親子に世代にわたって同居生活を行えるように改装する二世帯住宅リフォーム。お互いの世帯がサポートし合える他、生活費を節約できるメリットがあるので、非常に人気の高いリフォーム種別です。

一方で、ひとくちに二世帯住宅といっても種類があり、完全分離型・完全同居型・部分的に共有するタイプなどさまざまな形があります。そのため、どのタイプがご自身のライフスタイルに合っているのかを見極めた上で、最適な二世帯住宅リフォームを実施しましょう。

二世帯住宅リフォーム:10〜1000万円

実家リフォームの費用を抑える補助金制度について

実家リフォームの費用相場

実家のリフォームで工事範囲が増えると、それに比例して予算も増加します。そのため、予算が合わずに困っているという方も多いのではないでしょうか。

このようなケースで効果的なのが、補助金や助成金制度の活用です。ここからは、実家をリフォームする際に利用できる補助金制度について紹介します。

国が実施しているリフォーム補助金制度

リフォームに利用できる補助金制度には、国が実施している制度があります。例えば、住宅リフォームの支援制度には以下のようなものがあります。

これらの国が実施している補助制度は、要件を満たせば誰でも利用することができます。ただし、各制度には年度予算が設けられているので、予算が消化する前に申し込みを済ませておきましょう。

各自治体のリフォーム補助金事例

国が実施している補助制度だけではなく、お住まいの各自治体が行っている補助金制度があります。なお、自治体の補助制度は、主に以下のようなタイプで分類することができます。

  • 耐震化リフォーム
  • 省エネルギー化リフォーム
  • バリアフリー化リフォーム

なお、地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度は「住宅リフォーム支援制度検索サイト」にて確認することができます。

介護保険が適用できるケースもある

ご高齢の両親や要介護者と同居する場合、手すりの取付や段差解消工事などを実施しなければなりません。このような介護目的によるリフォームを実施する場合、介護保険を活用できるケースがあります。

介護保険における住宅改修は、支給限度基準額が20万円の9割(18万円)が上限で支給されます。

参考:介護保険における住宅改修

実家リフォームの費用負担は贈与税に注意する

実家をリフォームする際に注意しなければならないのが、費用負担によっては贈与税が発生するということ。最も注意すべきポイントは、子供世帯がリフォーム工事を全額負担するケースです。

例えば、親名義の実家を1,000万円掛けて子世帯がリフォーム費用を負担した場合、基礎控除後の金額で贈与税が発生します。そのため、実家のリフォームを実施する際には、贈与税の計算もした上で、リフォーム工事を実施しましょう。

まとめ

ライフスタイルに合わせて実家をリフォームすることで、快適な住環境を作り上げることができます。昨今は設備の種類も非常に多く、より快適性が増すリフォームが行えるので、最適なリフォーム工事を実現させましょう。

一方で、実家をリフォームする際には、費用負担によって贈与税が発生することも理解しておかなければなりません。税制度や補助金の活用など、重要なポイントを理解した上で満足できるリフォームを行いましょう。

リフォーム会社Midoriは年間1,000件以上のリフォーム実績があり、経験豊富な職人が多数在籍しています。ご要望に応じたプランをご提案させていただきますので、リフォームをご検討の方はお気軽にご相談ください。

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